歯ぎしりとは

歯ぎしりとは、寝ている間に歯をこすり合わせてギリギリという音を出す行為だと思っている人が多いことでしょう。
間違いなく、それも歯ぎしりのひとつですが、歯ぎしりにはその他のものも存在します。
歯ぎしりは、別名「ブラキシズム」(口腔内悪習慣)とも呼ばれているものです。
歯をギリギリとこする歯ぎしりの以外に、歯を力強く噛み締める食いしばりも歯ぎしりの仲間だといわれています。
歯ぎしりをしたとしてもそばで寝ている人がうるさいだけで、別に問題ないのではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、歯ぎしりをそのままにしておくとお口の中のトラブルが起こりやすくなるのです。
例えば、歯を思いっ切りこすり合わせてギリギリという音を出す歯ぎしりや食いしばりというようなことを続けていると、歯が削れてしまったり、割れてしまったりというようなことが起きてしまいます。。
その他に、周辺のの骨を溶かしてしまったり、歯根の部分が歯茎の上にでてしまうというトラブルも起こるようです。
しかし、歯ぎしりや食いしばりがお口のことを考えると悪いことだと分かっていても、これらは自分で意識してしているのではなく、無意識で行われているため、していても自覚できていない人も多く、容易にやめることのできるものではないでしょう。
歯ぎしりを注意されたり、自分でチェックをしたりして歯ぎしりの症状があったら、お世話になっている歯医者さんに相談してみるといいでしょう。
虫歯を治療する、高さの合わない補綴物を調整したりすることで歯ぎしりの症状が軽減されることもあります。